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仙台芭蕉菜

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炊事棟前の花壇に、ボタニカルラウンジの方が、仙台芭蕉菜を植えて行かれました。
「芭蕉菜」という名前の由来は、葉が大きく芭蕉の葉と似ていることによります。歴史背景としては、江戸時代に江戸の三河島で栽培されていた三河島菜を、参勤交代で来ていた伊達藩士が仙台に持ち帰ったものが仙台芭蕉菜になったのではないか、と言われています。大正時代頃からは白菜が普及するとともに栽培されなくなっていったものの、近年伝統野菜として注目されています。
東北から北関東にかけて栽培されている「芭蕉菜」はタカナの一種。辛味があって、主に漬物用として岩手県南部で親しまれています。一方で「仙台芭蕉菜」は和種ナタネ類から分化したしたもので辛みが少ないです。呼び名は似ているものの、辛みのある芭蕉菜と区別するために「仙台」という地名を付けたという説もあるようです。

仙台芭蕉菜は辛みがなく、茎、葉ともやわらかくなっています。独特の風味があり、漬け菜として利用することが多いです。熱湯で湯通ししてから漬けるとやわらかく漬かります。
漬けた葉でごはんを巻いたり、炒め物、鍋などに。古漬けは煮物にしたり、味噌樽(仙台味噌)につけ直す方法もあります。
少し雪がかぶると、柔らかくなってトロみが出て、それがまたおいしいということです。


投稿日:2024年09月14日